派遣の仕事を前やってました。 派遣の仕事の中で自分に合っていて楽だなと思ったのは作文の採点をするという仕事です。
どういう仕事かというと、 小学生が書いた作文をたくさん読んでその中から良さそうな作文を選定するというものです。 とにかく作文の量は大量にあります。 その中でこれはと思ったものを残しておくというのがその仕事内容でした。
いわば作文の予選大会の選考というわけです。 いくつか採点基準がありそれに従って 基準に達している作文かとそうではないかというの判断していました。 例えば着眼点が面白ければプラス10点、 段落構成がうまくできていたらプラス10点といった具体に。一方で、原稿用紙の8割未満の文字数しか書けていなかったりしたら 採点をする前からすでに却下といった感じになっていました。
そんな感じで 会場に置かれた椅子と机を使って延々とその作業をするという風なお仕事でした。 私は文章を読むのがもともと好きですから 小学生が書いた作文を読んでなかなか面白いと感じました。 中にはクスッと笑えるような作文や、 なるほどこういった視点もあるのかと妙に感心させられるような作文もあったものです。
時給は900円+交通費でした。派遣の仕事の中ではそう高い時給ではありませんでしたが私としては とても楽な仕事だと感じました。 何より 冷暖房が完備された教室内での座り仕事ですから体力的に楽というわけがまずあります。 もう一つは少しえらい気分になったような感じがして 精神的にも楽だったということです。
派遣の仕事の場合 派遣先によっては奴隷のようにこき使われたりあるいは正社員の人から小馬鹿にされたりといった場面もあったりするものです。 でも作文の採点をするこの派遣の仕事の場合そういったことが全くありませんでした。
だからまたこの案件があればやってみたいなと思ったのですが期間が限定されていて一か月少しの期間のみでした。 採点会場にいたのは大学生と思われるような若い人から 七十歳を超えていそうなおじいちゃんまでとにかく幅広かったです。 大体は 40代から50代ぐらいの国語が得意そうな 主婦の人が多かったですね。
なかなかレアな案件かと思いますけれども皆さんも見つけたら是非行ってみてはいかがでしょうか。 ちなみに採点や添削の 仕事っていうのは派遣の仕事以外でアルバイトとしていくつか行ったことがあります。 でも大体共通していることはそう時給が高くないということです。 時給というよりは1枚やっていくらというふうな感じの出来高制であることがほとんどですね。
例えば自宅で 小論文の添削をする 業務委託の仕事をやっていたこともあります。 それは中学生が書いた小論文をマニュアルをもとに採点してアドバイスを赤ペンで書き込んでいくというような仕事でした。 一見すると楽そうに見えるかもしれませんがそれがかなり大変だったことを思い出します。
マニュアルの分量がとにかく多くてそれを読むだけでも大変でした。 そしてそれを実際に 参照しながら採点をするというのはいきなりはできるようなものでもなく、 1枚を添削するのに1時間から2時間ほど最初はかかっていました。 それで1万当たり300円の単価で小論文の文字数が多ければ350円 をもらっていました。
その業務委託の仕事は 2年ほど行ったのですが仕事に慣れたぐらいの時に時間を計ってやってみたところ時給換算すると500円ぐらいにしかなっていないことに気づきやめようと思いました。
どんな仕事もそうですが自宅でやる仕事の場合どうしても 割が悪くなるという傾向があるものです。 通勤時間がかからないからそのぶん楽な仕事だと思われがちですが、 逆に言うと 主婦の人々は特にそうですが それなら自分でもできると思う人がたくさんいるわけです。 そうなると応募者が殺到して クライアントからすると時給が安くても単価が安くても人が来るからいいじゃないかという風になってしまうわけなんだと思います。
その点作文の派遣の仕事の時は時給900円と 人並みの料金だったので とても割が良いと感じたわけです。 確かに通勤時間はかかりますし現地に着くと一人で作業するわけではないのでそれなりに気を使う場面もあったりもします。
でも 長期的に見るとそのようにどこかに通勤して現地でやる作業が終わりがいいのではないかと感じました。 近年はクラウドワークスやランサーズと言った クラウドソーシングの仕事も増えていたりもしますがその点も注意が必要です。 ほとんどは自宅でできるようになっているのですが中には法外に安い単価で仕事を募集しているクライアントも数多く存在します
そのように自宅での働き方が今後増えていくのだと思います。 色々な働き方があっていいかなと思いますが 時給換算するとどれぐらいのお金になるのかというのを計算しておくのが良いと私は感じています。 一見すると楽にできそうな仕事であっても実際にやってみると全然割に合わなくてと言ったことが私もたくさん経験があったりもします。
その代表的な データ入力の仕事があります。 こちらはクラウドワークスを通して いただいた仕事であるのですが 映像を見てその感想を 100文字ほどで 書いて 入力していくという作業を延々と行いました。 100文字以上 文字を書いて単価は10円でした。 すぐに文字がすらすらと書けるなら いいのですがその映像を見てどのような観点で書けばいいのかというのは頭もそれなりに使えますし時間もかかってしまいました。
また入力をしてそこから次の画面に行くにも2から3クリックしなければ到達できなくて時間がかかっていました。 どれだけ工夫をしても 作業のスピードを上げるには限界があるものです。 ある時どれぐらいのお金になっているのか計算してみようと思いました。 そしてストップウォッチを片手に全力で作業をして驚きました。
時給換算でなんと360円。 しかも休みなく作業してその金額ですから少し休憩を取りながらのんびり作業していくと地球はおそらく100円台になってしまうんだと思います。 よくもまあそんな割の悪い短歌での仕事を引き受けていたものですけれども、 なかなか気づかないというのが現状でした。 その案件はすぐに辞めてしまいましたが、 世間には 楽そうに見えて実際にやってみるとその単価があまりにも安くて割に合わないような仕事もあるものだなということがわかりました。
結論から言うと自分の身を守るのは自分しかいないということです。 どんな仕事を選ぼうとその人の自由であるわけですけれども どれだけ理にかなった仕事なのかそして 割に合う仕事なのかということを判断してからその仕事を受けるかどうか応募するかを決めるのがベストだと思います。 働き方の手段が増えるにつれて そういった点を監視する組織 あまり機能しなくなるものです。 個人個人が どんな仕事が終わりに会うのが楽な仕事なのかそれともきつい仕事なのかを判断するという時代に入ったのではないでしょうか。
(楽な仕事について40代女性)