大学生のときやっていた交通量調査バイトの楽なところ、きついところ(30代男性会社員)

楽なアルバイト体験談(短期)
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私はいろんなアルバイトをしてきましたが、 しんどい仕事と楽な仕事がありました。 しんどい仕事としては引っ越しのアルバイト、 駅で立ちっぱなしのカウント調査、 道路での誘導警備員、 駅前のファミリーレストラン などがありました。 それらの仕事の多くは求人サイトでしょっちゅう募集してるような仕事ばかりでした。 今から考えてみると 人がすぐ辞めてしまうあるいは やりたい人があまりいないからそれだけ頻繁に募集をかけてるんだなと気づきました。

一方でこれは楽な仕事だなと思うようなアルバイトもほんの少しですがありました。 その一つは交通量調査のアルバイトです。 交通量調査のアルバイトは楽なアルバイトの典型例として語られることがしばしばあります。 最初の交通量調査バイトをやった時は本当にそんなことあるのかなと半信半疑でした。 初めて行った時は 大学生の時だけのですが大学の友達がたまたまアルバイト求人雑誌のフロムエーを見ていて日給が高いからこれ一緒にやらないと誘われたのがきっかけでした。

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でもその頃私が思っていたことは日給が高いということは非常にしんどい仕事つまりきつい仕事か精神的にかなり追い込まれるような仕事だというイメージがありました。 ですから 最初はこれだけ日給が高いということは何か理由があるからやめとこうよと思いました。 なんせ日給12000円というのは当時大学生だった私にとってかなり高給なイメージがあったのです。

ただ友人はお金を稼ぎたいからとりあえず申し込むだけ申し込んでおこうということで 一緒に電話をすることにしました。 電話をすると 調査会社の女性が出たのですが すでに定員がいっぱいになっていてキャンセル待ちならお受けできますという風な回答が返ってきました。 まだ募集が始まって少ししか経ってないのに既に定員がいっぱいになってるって言うのはどういうわけかわかりませんでしたが実際にアルバイトをしてみてその理由が大体分かったように思います。

正規に入った調査員のアルバイトたちは、 事前に研修があってその時に仕事の説明があったようです。 ただ私と友人はあくまでもキャンセル待ちの人員にすぎないので研修に参加する必要もありませんでした。 キャンセルなんてなかなか起きないと聞いていましたから もうその日は他の予定を入れようかなと思っていた時でした。 スマホが鳴って調査会社からの連絡でした。

キャンセルは2名分出たので 私と友人と一緒に参加されますかという風な連絡でした。 何より 調査地点が少し遠い場所に変更になってその場所なら行きたくないという人が複数名出たということでした。 ただ調査地点が少し遠くなるということで調査前日の夜に 集合して調査会社の車に乗って車中泊ということで現地に向かってもらうという風なことが条件でした。 ただ宿泊手当として1000円がプラスアルファで着きますということで日当は13000円ということになりました。

まあ何でもいいかと思い当日友人と 集合場所に向かいました。 夜中の0時30分ということで近くのファミリーレストランで時間を潰して現地に向かうと10人ぐらいでしょうか 男性ばかりが集合していて その調査員の人々だと分かりました。

後からわかったことですが交通量調査バイトのほぼ全員は男性です。 年齢から言うと私たちのような大学生から60歳を超えたような 高齢者の方までいらっしゃいます。 平均すると30代から40代ぐらいの中年の男性が多いのではないでしょうか。 どうして男性ばかりなのかと言うと おそらく日焼けをしてしまうからだと私は想像します。 交通量調査のアルバイトの内容としては 国道の脇などに椅子を置いて座って道を通過していく車の数をひたすらカウントするというものです。

建物の中で仕事をするわけではないので自ずと直射日光を浴びるということになります。 また道の脇ですから排気ガスも充満していますしそんな環境はなかなか女性の方は選ばないというのが当然となるかなというふうに実際にやってみて思いました。0時30分に 集合場所に集まったのですが1名現地に現れませんでした。

みんなを仕切る現場監督の人おそらく調査会社の社員の人が「飛んだな」と言っていました。 飛んだというのは 無断でキャンセルという意味らしいです。 この交通量調査バイトは フリーターの人が多くてそういうことも珍しくないのだそうです。 そんなのでいいのかなと思いつつも 夜中の1時頃に車で 調査ポイントへ向かいました。 少し大きめの車でハイエースのような感じの車だったのですが ガタガタ揺れてほとんど眠ることができませんでした。 車中泊と言っても 単に車で移動するだけなので全く寝れないよと思いつつもただ車はひたすら走って行きました。

うつらうつらとし始めた夜中の3時ぐらいに 車は止まりました。 コンビニの駐車場でしばらく休憩ということで その時に朝ごはんですとか昼ご飯も 買い物をしました。 他により調査地点は かなり田舎らしくて近くのコンビニまで歩いて30分か40分ぐらいかかるということでその時にいろいろ食べ物を買いました。

そしてよが老けてきて 朝の6時ぐらいになって 皆で車から降り朝礼みたいなことをしました。 そこで私と友人は研修を受けてないということでマニュアルを渡されて仕事の説明を受けました。 仕事の説明といっても非常に簡単なもので3分ぐらいで終わってしまいました。 当日は断面調査と言って、 車が単に1車線で往来する 道の交通量を調べるというものでした。 車が1台通るたびに カウンターのような専用の機械をカチカチと押しながら台数を数えていくという単純作業です。

そのカウンターはボタンが 6つぐらいついていたと思います。 それぞれ一般乗用車、バス、 バイク、トラック、トレーラー、小型貨物車に分類して数えていくというものでした。 一般乗用車と小型貨物車は少し見分けがつきにくいものもありますが、 小型貨物車とは言ってみたら軽トラックのようなものです。 またトラックとトレーラーについても少し見分けはつきにくいですけれども、 トラックがダンプカーですとか 引っ越しセンターの トラックみたいなものであるのに対してトレーラーの場合は コンテナを積んでるような トラックのことを指します。

細々と説明すると色々と見分け方はありますけれども、 非常に簡単なので初めてこの交通量調査バイトをする人でも簡単にできてしまうなという風に感じました。 調査時間は朝の7時から夜の7時までの12時間でした。 一見すると長い時間で大変だなと思うかもしれませんがそれが意外と楽でした。

二つの調査地点を3人でローテーションを組んで変わり代わりで交代をしながら調査をするというスタイルだったのです。2時間調査をして1時間休憩を取ってというのがひとつのサイクルになりますので、 12時間調査といっても 実際に ひとりひとりが 調査をしている時間は8時間ということになります。 休憩時間は 調査地点から 歩いた所なら どこに行っても良くて自分が受け持つ調査時点で調査が始まる5分ぐらい前には戻ってきたらいいということになっていました。

私と友人は 交通量調査が 初めてということで最初 その 現場監督の人ともう一人の何度もこのアルバイトしてるというベテランの人に横についてもらってチェックしてもらいました。 車が1台通るごとにその車がどんな種類なのかを見分けてその該当するボタンをカチッと押す。 ただそれだけの内容でしたから本当に簡単でした。

例えばバスが1台通ればバスと書かれたボタンをカチッとす。 軽トラが通ったら 小型貨物車と書かれたボタンをカチッとする。 ただそれだけの簡単な単純作業を繰り返すと行くというものでした。 しかも当日の調査地点は かなり田舎ということもあって、 国道と言っても 車がほとんど通らないような場所でした。 時々通る車を見てカウンターで その数を数えていくという作業は 簡単を通り越して 暇すぎるという状況でした。

これが交差点での調査の場合 一人で数方向に走っていく車を見るということを要求されますからそれなりに忙しさはあるのかもしれません。 でもこの断面調査しかも田舎での道を調べる交通量調査は本当に楽勝でした。

また気温がたまたま 暑くもなく寒くもないといった状況で天気も時々曇ったり晴れたりといった過ごしやすい天候だったのも功を奏したのではないかと思います。 仕事をしているというより椅子でのんびり日向ぼっこをしているというのが現実的な状況だったと思います。

それだけゆるい仕事ですから当然眠たくなってきます。 昨晩車の中でほとんど寝れなかったということもあって昼過ぎからは睡魔との戦いでしたし 10分記憶が全くない時間もあったのでおそらく寝てしまったようにも思います。

それでもちょっと待ってしまうのがこの交通量調査バイトの非常に楽なことだと思います。 もう一人のベテランの調査員の人は もう10年ぐらいあちこちで交通量調査バイトをやっていると話していました。 その人曰くこの交通量調査バイトを してしまうとあまりにも楽すぎて他の仕事がなかなか出来なくなるみたいです。

その人は元々は 会社でバリバリ営業の仕事をしていたのですが人間関係でトラブルになりうつ病となってしまい そのリハビリも兼ねてこのバイトを始めたのだそうです。 ただ非常に楽で 気軽にできるということもあって どっぷりとはまり込んでしまい気付いたら10年近くが経過してしまったということでした。 そういった人は結構多いのだということです。 全体として以前は会社勤めしていたけれども人間関係 がうまく構築されなかったりコミュニケーション能力が あまり高くなかったりしてこのアルバイトをしている人が 結構いるようです。

とはいえ頻繁に募集されているわけではないので これだけでご飯を食べて行くのは非常に難しいとも話していました。 こういったことを 交代するときにいろいろお話できたのもこのアルバイトの面白さだなあと思いました。 なんせやることもありませんし いろいろお話をする中でいろんな人生があることも 知ることができるというのもいいなと思いました。

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休み時間は少し困りましたね。トイレの場所も歩いて20分ぐらいしたところにしかなかったのでとにかく歩きました。 これが交通量の多い 都会ならばあちこちにトイレを借りれる場所もあるのでしょうが田舎となるとそれがなかなか難しいというのが難点かなと思いました。

結局 近くを流れていた川の河川敷でスマホをいじったり 読書をしたりして時間つぶしをしていました。 その時の調査は12時間調査だったのですが中には24時間調査というのもあるそうです。 その場合朝の7時から翌朝の7時までが基本的な調査時間となるわけです。

もしその時点で24時間調査をする場合 夜中の1時とか2時とかにも近くをウロウロしないといけないということになりある意味大変だなと思いました。 また季節によっては寒さや暑さといったことも大変になりそうです。
そのベテランの 調査員の人は 2月に調査をした時はかなり寒くて大変だったみたいな話をしていました。 その時は山の上で調査をされたらしいのですが車が全く通らないような場所でコンビニやトイレをできる場所も全くなかったのだそうです。

そこあたり現場監督の人が 4時間に1度ぐらい車で 様子を見に来てくれたそうですが 寒さだけはどうしようもありません。 夜中中ブルブル震えながら調査をして大変だったという話をしていました。 また夏場に関しては アスファルトは放射熱で45°ぐらいに気温が上昇してその暑さで滅入ることもあるそうです。

交通量調査バイトは誰にでもできるような簡単な仕事ですし、 居眠りさえしなければ 特に叱られるようなこともありません。 お気軽にお手軽にできる楽なアルバイトの典型だと言えるでしょう。 しかし冬場や 真夏の季節的に厳しい時期の時ですとか、 後は近くにお店がない時というのは仕事以外の辛さがあるのではないかなと思いました。

また同じような単純作業をずっと繰り返していて思ったこととして、 そのあまりの暇さが逆に辛いなあと思い始めたというのがひとつの発見です。 調査時間が始まった朝の7時 数時間のうちはこんなに仕事内容が簡単で楽に稼げてしまって本当にラッキーだなと感じていました。 しかし昼の2時過ぎぐらいになるとそのあまりにも暇すぎる状況が逆に辛くなってきました。

いったい自分はここで何してるんだろうと 少し虚しくもなりましたしとにかく時計を見る頻度が増しました。 そして時計を見ては この調査が終わる夜の7時まであと何時間あるんだろうと計算をしていたものです。 そしてあと4時間あるよまだあと3時間残っているみたいに考えると時間があまりにも経つのが遅くて 苦痛を感じるようになったことを思い出します。

ですから 交通量調査バイトは確かに楽なアルバイトだと思いますがその暇すぎる状況がなんとも言えない苦痛が伴うようにも感じました。 それに加えて 天候のことですとか 地理的なものの用意も加わってそれが一層きつい状況になる場合もあるのではないかと思いました。

数えた車の台数に関しては1時間ごとに記録用紙に記入するようになっていました。 厳密に言うとラッシュの時間帯は 10分おきに記録するようになっていましたがそこあたりは調査会社によってもその調査の種類によっても違っているそうです。 大体は1時間に一度記録用紙に記入するというのが一般的なのだそうです。

累計値と言ってその1日でトータルの台数を記録するようになっていました。 行ってみたらカウンターに表示されている数値をそのまま 記録用紙に記入すればいいというだけの話ので全く難しいことも何ともありません。 夜の7時になると調査は終了ということになります。 よほどのことがない限り残業というのはありませんけれども、 すぐに帰れるというものでもありません。

そこから後片付けをして現場監督 どの車がやってくるのひたすら待つということになります。 調査地点は数箇所あって少し距離が離れているということもあって20分ぐらいしてようやく現場監督の人の車がやってきました。 そこで 記録用紙ですとか数を数えるカウンター 腕章 ベストなどを 返却して 日給をもらうという流れになっていきます。 基本的に交通量調査バイトの日給は手渡しで貰います。 領収書に名前などを書いてハンコ押しそれを現場監督の人に渡すとお疲れ様でしたと封筒に入った日給を渡してもらうというふうな流れでした。

日給をもらったとは 車に乗り来た道を帰るというだけです。 来る時はほとんど寝れなかったのですが 帰る時は ほんの数10分で眠りに落ちてしまいました。 体力的にはほとんど疲れてはいなかったのですが寝ていない時間が長かったことと知らないうちに精神的に疲労していたというのがあるのかもしれません。

集合場所に 戻ってくるとそのままあとは自由解散となりました。 そんな感じで 交通量調査バイトは基本的に日雇い制なので 集合場所に行って 調査地点まで連れて行ってもらって調査をして戻ってくるということの繰り返しのようです。

ベテランの調査員の人は明日も調査が入っていると話していて時計を見ながら すぐ電車に乗り込んで行きました。 その翌日の調査は 駅の近くでの調査ということで特に車での移動はないのだと話していました。

私と友人は あまり 帰る時間のことを調べていなくて 終電を逃してしまいました。 まあ仕方もないなーと 話しつつ近くにある24時間開いているファーストフードのお店に入り朝まで時間を過ごしました。 それでも日給1万3000円をもらえたので かなりお得感があったように思います。

交通量調査バイトは 春は少なくて夏や冬はは時々あり 秋が一番忙しい時期なのだそうです。 交通量調査バイトと言っても国土交通省からの委託で色々な調査会社が主催しているので 探したらいろいろ見つかります。 例えばアルバイト EX ですとか Indeed のような横断的に アルバイト案件を調べられるサイトは かなり活用しやすいです。

そういったアルバイト求人サイトで交通量調査 カウント調査みたいなキーワードで調べると全国で行われている交通量調査バイトの案件が色々出てくると思いますので一度試してみてはいかがでしょうか。 私はその初めて経験した交通量調査バイト から数回 参加しました。 何も大学生の時になったので少し前の話になるわけですけれども 楽に稼げたなというのが感想でした。

2回目以降の仕事については こちらから応募しなくてもメールが来るようになりました。 メールが来ていついつどこで交通量調査バイトがあるけど参加できますかみたいな感じで お誘いがありもし参加できる場合は参加できるという感じで返信するとその詳細が送られてくる。 そのような感じで何回か参加しました。

今後は AI の発達などによって交通量調査バイトもなくなっていくのではないかなと個人的には思ったりもしています。 まあこれは交通量調査バイトに限った話ではありませんが単純作業に関しては人間がやっていたものがロボットに変わっていくということが今後のトレンドとしてあちこちで語られているからです。

現在は東京都内の会社でサラリーマンとして働いています。 朝は満員電車に揺られて会社に到着して 上司から叱られたり 同僚との出世競争があったり、 まあ一般的なサラリーマンですね。 給料はひと月30万円ほどとまあ安定はしていますけれども 何と言うか毎日 しんどいなあと感じています。 そんなとき、たまに交通量調査バイトのをしていた大学時代が懐かしく思ったりもします。

人間関係のしがらみですとか 出世競争みたいなものとは全く無縁の世界が広がっていたからです。 将来 もし 会社が潰れたり 自分から辞めたりして何か仕事を繋がないといけない時はまた行ってもいいかなとも思ったりもしています。 ただ確かに交通量調査バイトの乗る前に使ってしまったら今いるような会社では きつすぎて持たないかなと思ったりもします。 適度に忙しく適度に暇な程度が人間にとって一番良い状況なのではないかなと思ったりもする今日この頃です。

   (楽なアルバイトの体験談30代男性正社員)

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