私は現在都内の大学に通う大学3回生です。サークルを掛け持ちしているということもあって長期バイトはなかなかできません。短期のアルバイトをアルバイト求人媒体のフロムA やan などを通して探してこなしています。その中で一番楽なアルバイトだと感じているのは交通量調査のアルバイトです。
交通量調査とは国道や県道にどれぐらいの交通量があるのかを調べる調査のことです。車の台数をカウントするだけので非常に仕事内容が簡単。しかも意外と高日給ということもあって知る人ぞ知る人気のアルバイトだったりするのです。
私はこの交通量調査のアルバイトを20回ほど経験していますが、非常に楽に稼げるバイトだという印象を持ってます。調査会社によって異なっていますが、12時間調査の場合、日給は8000円~1万2000円くらいでしょうか。その簡単な仕事内容からするとかなり割が良いと私は感じています。また、その日に手渡しで日給をもらえるので金欠の大学生にとって非常にありがたいアルバイトだとも思っています。
交通量調査バイトの仕事内容は、目の前を通過していく車を乗用車、トラック、バス、バイクなどに分類しながらその数を数えていくというものです。交差点で調査する場合は直進していく車、左折してくる行く車、右折して行く車、という感じで方向別の台数をカウントするケースもあります。
数をカウントする時には100均でも売られているようなカチカチ押すと数字が増えるタイプのカウンターで計測します。初めて交通量調査バイトをする人でもおそらく20分もやっていると慣れてしまうことでしょう。
交通量調査バイトは12時間と24時間調査の種類があります。時間は前者が朝7時~夜7時。後者は朝7時~翌朝7時までという時間帯で行われることが多いです。例外はありますが、ちょうど朝7時台が通勤の時間帯が始まるということで、そのようになっていることが多いと聞いたことがあります。
12時間調査、24時間調査いずれも長丁場になります。ただ、ぶっ通しでひとりが行うのではなく、ローテーションを組んで順番に休憩を取っていきます。2時間調査をして1時間休憩のサイクルを繰りかえすパターンが多いです。
交通量調査バイトやってみて思ったことは、人によって合う合わないがあるということです。コツコツ単純作業を繰り返すことが得意な人にとってはとても楽な仕事だと感じるかと思います。一方、単純作業を長時間繰り返すのがあまり得意でない人は、逆にきつい仕事だと感じるかもしれません。仕事は簡単ですけれども、とにかく交通量調査バイトは長丁場にわたるため、その長い時間、淡々と作業をつづけることを苦にするか否かが、人によって分かれやすいのです。
ちなみに私の場合いろいろ考え事をするのが好きな性格ということもあり、楽な仕事だという風に感じました。
交通量調査バイトを初めてやる場合、事前に2時間ほどの研修があってその後現場に入るというケースが多いです。そして実際に調査を行って特に問題なければ次回からはメールで仕事案件を案内してくれる調査会社もあります。直接メールで仕事の案内がくる場合も枠が埋まったら仕事に入れませんが、アルバイト求人雑誌などから応募するよりは、はるかに仕事にありつける確率が高まります。
交通量調査バイトは一人で黙々とする仕事という特徴もあります。ですから、コミュニケーション力があまりない人にも問題なくつとまる仕事といえるでしょう。逆にいろんな人とコミュニケーションをとるのが好きな人は孤独感を感じてしまうかもしれません。
あとは、現場が路上という点でも人によって向き不向きが分かれます。調査中は、決められた場所に椅子を置いて、座りながら作業を行います。基本的に場所は移動できないため、夏は直射日光を浴び続けなければならないこともありますし、冬は極寒のなかでも動かずにその場にいなければなりません。そういったことを苦でない人にはラクな仕事かもしれませんが、一方で気になる人は過酷なアルバイトと感じるかもしれません。
以上、交通量調査バイトの仕事内容と向いている人、向いていない人について書きました。交通量調査バイトをやってみようか迷っている人の何かの参考になれば幸いです
(楽なアルバイトの体験談 20代男性 大学生)