私は、SEとして長年勤めてきました。当時働いていた会社の給与体系が変わるといううわさがありました。
当時、私は外勤(システム関連で働いている方ならよくわかると思いますが、たいていの会社ではSEやPGはは外勤として、本社とは違う、客先勤務になります)でしたので、情報が少なくて、本当のところがわかりませんでした。
上司が”お前の給与は下がらないようにしてあげる”といって転職を勧めてきました。
そう、彼は、何人かの人員を一緒に移すという条件のもとに別の会社に自分を売り込んでいたのです。
私達、彼の部下は外勤で働いている関係で、本社の本当の方針をしらされないままに、上司の意見のみで転職の判断をしてしまったのです。
転職って、本当によくわからない世界ですよね。世間と比較して、今いる会社がいいのか悪いのかとか知りようがありません。
そして当時、外勤をしていた私たちにとっては、親切にしてくれた上司のことばだけが頼りです。
上司曰く、”現在の給与は保証して、上乗せあり”とのこと。それは、当時、外勤していた私達にな渡りに船です。
そうやって、前の会社を辞め、上司の移る会社にみなで移ってゆくことにしました。
こうやって退社を願い出ると意外にも前の上司たちがからの引き留めがありました。
かなり条件のいい話ももらいました。
ただ、現上司のことも気になっていて、彼のいうことをみんな信じていて…。
確かに映る会社での条件は2年間、現状の給与を保証するとのこと。
もとの会社では給与がさがることが決定していたので、転職がいいいと判断していました。
が、実際には、元の会社は、転職する人を阻止しようと、給与をさげるという判断を取り下げていたのです。
もちろん、そんなことは私達走るはずもなかったです。
新し会社にはいってからは、仕事は最初は特に変わらず、大きな問題もないとおもっておりました。
たた、何年かたつにつれ、仕事は転職当時言われていたこととは相違して、単純な作業へと移ってゆき、給与もどんどんさがりました。
たいして、元いた会社はどんどん待遇がよくなり、いまや”ホワイト企業”としてNHKの取材を受ける程となりました。
自分が移った会社は、外資系なので、日本人にはかなりドライと思える待遇もあります。
最終的には自分が判断したことといえ、元いた会社があれほど変わってしまったということで、自分の不運を嘆いてしまう今日この頃です。
やはり、事前に、転職先の会社をよく調べることが大切ですね。
(転職の体験談 50代女性)