私は転職活動をする合間に間に色々なアルバイトを経験しました。
すんなりと転職活動が進んでいたならばアルバイトをする人はなかったかもしれません。
しかし履歴書を送っても履歴書の時点で不採用になることも少なくなく、なかなか面接を突破することはできませんでした。そんなアルバイト生活をするなかで、特に楽なアルバイトだったと思うものは試験監督のアルバイトです。
試験監督のアルバイトは楽なアルバイトとしてアルバイターの中では結構有名だったりします。
その仕事内容は模擬試験ですとか資格試験の会場で、試験が予定通り行われるようお手伝いするというお仕事です。
その主な仕事は、試験用紙の配布回収、注意事項の説明、時間の管理、見回りの４つに分けられます。
試験用紙の配布回収は、皆さんも受験の機会でご存知かと思いますが、試験の問題をして解答用紙を、試験時間が始まる前に配布して試験終了後に回収するというものです。
配布する前には枚数を念のために数え、きちんと全員の分が行き渡るようそして全員の分を回収できるように注意します。
注意事項の説明については、試験が始まる前に当日の試験時間のことや試験に関する注意点を説明します。それはあらかじめマニュアルが用意されていてそれを単に朗読するだけで OK です。またそういう注意事項に関しては試験時間が始まる前にホワイトボードに書いておくという作業も行います。
時間の管理については、試験時間が始まる時に「はじめてください」と言い、試験時間が終了した時に「終わってください」と受験生たちに伝えます。試験によっては「終了まであと15分です」などと試験時間の途中にも時間に関する情報を伝えることもあります。
見回りについては、カンニングをしているような受験生がいないかというのを見回る業務です。試験によっては後ろに置かれてる椅子に単に着席しているだけということもあります。またゆっくり教室内は歩きながら監視をするという時もあります。
その他としては、受験生が挙手をした時その要件について個別にヒアリングを行います （事前の説明で何かあったときは挙手するように受験生には伝えます）。例えばお手洗いに行きたい、試験問題の中で解答不能なものがあるなどです。
以上の四つの作業を行うというのが試験監督の仕事です。大きめの会場ですと大抵教室に二人の試験監督が協力しながら作業を進めていきます。小さい学習塾の模擬試験の場合、大抵は一人体制で監督業務を行います。
試験監督と言うと学力が必要なのかと思いきや全くそう言ったことありません。必要なのは、最低限のコミュニケーション能力と時間管理能力くらいのものでしょうか。
後は居眠りをしないような少しした根気も必要かもしれません。
というのは、試験監督業務というのは実際やってみると暇な時間がとにかく多いのです。試験が始まる前こそは多少緊張感もあるわけですけれども、いざ試験が始まってしまえばほとんどやることは無いに等しいと言ってもいいと思います。
一応はカンニングをしている受験生がいないかどうか見回っているわけですけれども、私の経験上カンニングをするような受験生は早々いるものではありません。また、悪質なカンニングをしている受験生がいたとしても、アルバイトの試験監督が直接注意するということは基本的にはありません。 本部にいる正規職員にそのことを伝え、その担当者が対応にあたってくれる段取りになっているのです。
ですからアルバイトの試験監督員は、マニュアルに沿って動く基礎的なことをこなしていくだけで済むを簡単な仕事なのです。
それでいて時給は1000円近くあるので大変美味しい仕事だと言えるでしょう。大学生、短大生、大学院生、主婦（主夫）の他、 サラリーマンや OL が副業で試験監督バイトをやっているというケースも結構あるようです。
最初仕事に入る時こそ緊張するかもしれませんが、２回目以降は本当に気楽にできる楽なアルバイトなのです。そう言った事を皆知っているから、普段仕事を持っているような人でも試験監督バイトをやるのだと思います。
体力を使うわけでもなし頭を使うわけでもなし。ただ受験生たちが試験を解いてるのを見ているだけでアルバイトとしては結構な金額をもらえるわけですから、美味しいわけです。
私の場合、アルバイト求人雑誌のフロムエーを見て試験監督のアルバイトを見つけました。仕事柄、通常は土曜、日曜、祝日限定の仕事ですから、それだけでは生計を立てることは難しいかもしれませんが、副業としてはかなり割のいいアルバイトだと思います。
特に転職活動をしている人は、土日祝日に面接はあまりないでしょうから、試験監督のアルバイトはかなり適していると思います。
（楽なアルバイトの体験談 30代女性）
