日本で最も有名な100円ショップというとダイソーではないでしょうか。雑貨、文房具、食器、衣類など数多くの商品を扱い、国内に2000店舗以上の店舗を構えています。その勢いはとどまることを知りません。今回はダイソーでのアルバイト体験談を書いてみたいと思います。
私は現在40代後半の主婦です。もともとダイソーでよく買い物をしていた私。子育てがひと段落したことからアルバイトを何かしようと思っていたとき、たまたま行きつけのダイソーで求人募集の張り紙を見つけ応募しました。
ダイソーでの仕事内容は大きく分けて、①「レジ業務」 ②「売り場づくり」に分かれます。
①「レジ業務」
レジ業務はお客様が購入される商品を受け取りレジ打ちをしてお金をいただくという業務です。
商品自体は基本的に100円のものがほとんどですから、ラクと言えばラクでした。ただ、大量に商品を購入される方がレジにずらりと並ばれることもあり、そのときはもう大変です。
「早くしろよな!」といった声も聞こえてくることもありその都度焦ったのを覚えています。ただ忙しいときは品出しをしているスタッフもレジをフォローする体制なので、ひとりでお客様の行列をさがくということは基本的にはありません
ダイソーの場合、店舗にもよりますが、レジ数が少ない割にお客様の数が多いです。ですから、素早く正確にレジ打ちをするということが求められますが、それなりに慣れが必要だと思いました。そこでも笑顔で丁寧に接するということも重要です。あと、レジ業務には閉店後にレジ閉めもあります。
②「売り場づくり」
売り場づくりは品出し・陳列、在庫管理などを行うものです。バックヤードと店内を行き来して品薄になっている商品を補充し、商品陳列を行います。一方で業者さんが納入した商品を荷受けして、在庫の管理も行うことも行いました。その他、商品発注や返品処理ほか電話対応をすることもたまに任されました。
商品がたくさん入った段ボールを持って階段を上り降りしたことも。特に皿など食器類の入った段ボールは重たいです。力持ちである必要はありませんが、それなりに体力は必要な仕事だなと思いました。
ダイソーは商品の種類と数がとにかく多いので、こちらの業務も最初は戸惑ったものです。商品をどこに陳列すればいいか把握するだけで大変でしたね。
あと、売り場づくりをしていて大変だなと思ったことは、お客様からいろいろ質問されるということ。ここでは売り場を把握して臨機応変に対応するということが重要です
「小銭入れを買いたいんだけどどこへんにあるかしら?」
「できるだけインクが長持ちするペンを探してるんだけど」
「ホットケーキを作りたいんだけどこの材料でいいかしら?」
そんなの知らないよ~!(涙)と思うような質問をされることもしばしばありました。
それでもダイソーの店員は笑顔で丁寧に対応しなければクレームの対象になってしまいます。
うまく回答できると「ありがとう。助かったよ」などとお礼を言われることも。しかし、うまく回答できないと「そんなことも知らないのかよ!」と冷たく言葉を吐き捨てられることもありました。
一喜一憂しながら反省を繰り返しつつ働いていたことを思い出します。ただ、顔見知りの方が増えてくると仕事は楽しくなっていきました。
商品をきれいに陳列すると売れ行きもよくなりますし、お客様に丁寧かつ誠実に接していれば、リピーターの方も増えていくということを体感しました。
お客様のお役に立てるというのは本当にうれしいことだなと感じたものです。
そのためには、店内に置いている商品に日頃から関心を持って、商品の陳列場所を小まめにチェックして覚えておくことが重要だと思いました。
時給は私が入っていた店舗では850円で週4回入っていました。遅番はさらに時給がアップし、年末年始などはさらに時給がアップしていましたね。ただ、時給が高い時間帯はお客様が多くて仕事は大変ですが・・
100円ショップダイソーのアルバイトは覚えることもたくさんありますし、決して楽な仕事であるとはいえないと私は感じました。
しかし、慣れたら同じことの繰り返しですし、人によっては楽な仕事だと感じるのかもしれません。
とはいえ、シフト制で融通も利いたので何かと働きやすいとは感じましたね。服装や髪型に関しても厳しくはありませんでしたし。出勤したらダイソーのエプロンをつけて勤務開始という手軽なスタイルも良かったです。
100円ショップダイソーで働いている人は、主婦または女子大生という感じで、ほとんどが女性でした。いわゆる女社会というわけですが、店舗面積が広いということもあって、他の店員さんとの距離が近すぎないという点も私にはラクでした。
(主婦のアルバイト体験談 40代女性)