新卒で入社した会社を辞めるとき、誰しもがいろいろ分からないことばかりだと思います。今回は、いざ退職をしようと思った時、誰に伝えるのがよいのかについて書いてみたいと思います。
円満に新卒退職をすることを考えよう
人間関係、給料への不満、適性の不一致など、人によって退職理由は様々だと思います。
とはいえ、いざ退社をしてしまえば、その会社とは顔を合わせる機会もなくなるわけですし、いざ出戻り入社をしたいと思う時期がくるかもしれません。ですから、どのような状況であれ円満退職をすることをまずは目指すおくことをおススメします。
円満に退職をするためには手続きをきちんとふむことをまず考えてみるとよいでしょう。
退職の意志は誰に最初に伝えればいいの?
新卒退職を決意したとき、まず誰もが迷ってしまうのが、誰にその意思を最初に伝えればいいのかという点です。
結論からいうと、ベストなのは直属の上司です。そして、押さえておきたいこととして、最初はそれ以外の人には悟られないように、場所とタイミングを選ぶということです。
なぜなら会社は組織として稼働していくからです。もし退職したいという人が一人でもいると、社内のムードが悪化し、それが円満退職を阻害することになりかねません。
例えば応接室など、直属の上司と1:1でゆっくり話をできる空間がベストです。
退職の申し出については一般的には口頭でOKです。ただ、形式をこだわる会社では、退職願の提出を求めるケースもあるので、念のために準備をしておくのもよいでしょう。
なお、直属の上司がパワハラ上司であったり、信用のおけない人物であるケースもあるかもしれません。
そんなときは、直属の上司に無理に申し出る必要はありません。その上司のさらに上の立場の上司に相談するというのがよいと思います。
あるいは人事課がある企業は、人事課の窓口に相談するという手段も考えられます。
退職はどんなタイミングで申し出たらいいの?
日本にある企業の多くは月給制をとっています。そのように月給制の会社であれば、給与計算の関係上、退職の意志を伝えるタイミングは退職希望日の1か月より前であることが基本原則です。
一般的には退職希望日の2か月前~1か月前の間に退職の申し出を行うというのがベストタイミングだといわれています。
タイミングといえば上司が忙しくしている期間はあまり適切でないかもしれません。仕事が山積して時間い追われているとき退職の意志を伝えても、上司によっては「こんな忙しいときに余計な仕事を増やすな!」と腹を立ててしまうかもしれないからです。
仕事がひと段落ついたゆったりと落ち着いた時間帯を選ぶのがよいでしょう。
退職届は口頭?それとも書面がいい?
退職をしたい旨を伝える「退職願」については一般的には口頭でOKです。ただ、「退職届」については事務手続きの記録としての意味あいもあるため、書面で提出することが多いようです(退職届についても口頭でダメというわけではありませんが)。後々になって言った、言ってないのトラブルが起きないためにも、文書で退職願を提出することをおすすめします。
まとめ
円満に新卒退職をするためには、手順を踏んで退職手続きをすることを意識しましょう。まずは直属の上司などにできるだけ1:1の空間で退職願を行い、追って退職届を提出するという流れになります。退職届は文書で提出することをおすすめします。