今は大学1年生になった女性です。高校生の時は惣菜店でアルバイトをしていました。
そのアルバイトは結構楽で、高校生だった私にも働きやすい職場だったように思います。
働いていたのは商店街にある惣菜店で、いろいろな惣菜を量り売りしているようなお店でした。惣菜のほかには、各種惣菜をつかったお弁当も販売していました。
そのお店ではレジ業務を中心に担当していました。その他、お弁当を並べたり、清掃をしたり、あとは簡単な調理をするといったこともやっていました。基本的に立ちっぱなしの仕事ではなありますが、重たい荷物を持つような場面も皆無でしたし、休憩も小まめにあって、楽だと思いました。
惣菜店でのアルバイトが楽なバイトだと感じた理由は、まずは私自身「料理が好き」というのがまず挙げられます。食べ物を食べたりつくったりするのがもともと好きだったので惣菜に囲まれてアルバイトをするのは、全く違和感なく溶け込むことができたのです。そして幸せを感じることができたので、時間が経つのが速く感じました。
惣菜店でのアルバイトが楽なバイトだと感じた2つめの理由は、シフト制で、高校生に働きやすいよう配慮されていたというのも大きな理由でした。こちらは私が勤務していた店舗に限ったことかもしれませんが、学生は学業優先で、申請したシフト通りに仕事を組んでくれていました。例えば、定期テスト期間は自由に休むことができましたし、体調が少しでも悪ければ休ませてくれていました。
あと何よりうれしかったのは惣菜が売れ残ったら、自宅に持ち帰ることができたこと。私には当時小学生だった弟と妹がいるのですが、毎回楽しみにしてくれていたのが嬉しかったですね。お金をもらって惣菜のお土産付きですから、何ともお得感があるアルバイトでした。バイト中は、今日はどの惣菜や弁当が売れ残るかな?と考えてはテンションが高まっていたものです。
大学に入学して改めて思うことに、高校生のときに体験したこの惣菜店でのアルバイトは、とても貴重な時間でした。私は将来は栄養士になるという夢があり、そのための大学に在籍しているのですが、それは、この惣菜店でのアルバイトが後押ししてくれたのです。
主婦のパートさんが栄養士の資格を持っていて、栄養士の素晴らしさやなるための手段についていろいろ教えてくれたのです。当時、将来何になればいいのか全く見えなかった私にとって、そのパートさんとの出会いはとても貴重なものでした。あのときがあるから今の私があるといいますか、惣菜店でのアルバイトはかけがいのない体験になったと思います。
高校生のときは、お金持ちの同級生たちが部活に遊びにと楽しんでるなか、どうして私だけバイト!?みたいに思ったことも正直なところありました。でも、今になってみたら、そのお陰で自分の夢が見つかったわけですし、高校生の時にアルバイトをできて本当に良かったと思います。
(アルバイトの体験談 10代女性)