私は現在都内でサラリーマンをしています
勤め始めてから20年ほどになります。同期の多くは転職してしまい先輩方もどんどん少なくなってしまっているのが寂しい限りです
業種は総合職で企画をしたりアルバイトたちの教育をしたりしています。営業部門にいたこともありその時は体力的にもいろいろ大変なこともありました
大卒で新人として入った入社員は3人に1人が3年以内に会社を去ってしまうと言われます
私もその予備軍でした
特に新人時代はでも左も分からないわけですから仕事のやり方をめぐり先輩方からこっぴどく叱られたりミスをして大目玉をくらったこともありました
その都度やめようやめよう、もうこの会社になっていてられないという思いが何度もたまに浮かびました
それでも会社を辞める5年も続けてるというのは自分なりに意識を変えたからだと考えています
せっかく厳しい採用試験を突破したのにも関わらず入社して間もなくして辞めてしまう若者たちが少なくありません
新人教育をするなかでそんな社員たちの悩みを聞く機会もあったのですが、皆こう言います
こんなはずじゃなかった
つまり安定した暮らしをするとともに華やかでなものであるという風に考えて入社している人が新入社員にとてめ多いのです
とりわけ名のある企業ならそのブランドイメージが先だってこの会社に入ったら毎日楽しくリッチに過ごせるという風に勘違いしてしまうわけです
しかし実際に入社してみるとどんな会社でもそうでしょうが上司から叱られたり新しいことをたくさん覚えたり、時に理不尽なことで罵倒されたりといったこともあるわけです
そうなるといくら高い給料をもらっていても会社を辞めたくなってしまうわけなのだと思います
私も最初はそのように考えていました。
しかし、このままではダメだなと思いました。そしてその時考えました
常に初心に帰って仕事に励もうと。
そもそも入社前は誰もが応募する会社に入れば幸せになれると思っていたはず。
私の場合、まずは給料をもらえるということをが嬉しいと感じていました。学生時代にアルバイトはしていましたが安い時給では良い服も買えませんし、家も買うこともできません
しかし、社会人として働くようになれば一定の給料例えばひと月に20万円以上あれば飲食に困るようなこともそうそうありませんし家の購入や結婚といった次のステップも考えることができるようになります
ですから初めて給料が振り込まれた時、嬉しくて社会人の一員になれた喜びを感じることができたように思います
ところがそれが3ヶ月目4ヶ月目となるに従って当たり前のことだと思ってしまうんですね
そればかりかもっと高い給料の会社に入れたかもしれないのになんでこの会社にいるんだ?なんて思ってしまうわけです
そのような慣れこそが何より幸福感を阻害しているのではないかと思います
会社に勤められていることを当たり前、給料もらえることを当たり前という風に思ってしまうと上を見ては欲が出てしまうということです
上には上がいますからそのように考えているとどれだけ恵まれた環境で働いていても常に不満という状態になってしまうことでし。その結果不満を感じて転職ということになるかもしれません
私の場合もそのように考えていた時期がありましたが、初心に帰って新入社員当時のことを思い出して働くことで家も買うことができました
雨風をしのぐオフィスで働けていること給料をもらえていること良い同僚がいること
当たり前のことを当たり前と思わずいることで、会社への愛着心も深まってきたと思います
今後は向上心を持ちつつもそのように新入社員時代の気持ちを大切に励んでいきたいと思っています
(仕事へのモチベーションについて 40代男性正社員)