コピー機の営業を通して感じた仕事のやりがい と初めての注文が取れた日のこと50代男性正社員

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私は50代の男性で 印刷機器を扱う 会社で働いていますもう勤務してから20年近くが経とうとしています そんな私ですが現在いる会社を何度か辞めようと思ったことがあります それは何と言っても 仕事を始めた 1年目でした中途採用で入ったということもあって年下の上司に私は指導されました 私よりも5歳ぐらい若い上司ということになります 私の仕事内容はコピー機器を色々な企業を回って販売するという営業職でした いわゆる飛び込み営業です見ず知らずの会社に アポイントを取って 担当者と 商談をしてコピーを機を導入していただくというのは仕事です と言っても当時のコピー機は非常に値段も高くなかなか 注文を取れるようなものでもありませんでした 回っても回っても反応がなくほとんどは門前払いという状況でした しかも当時の私は話下手で電話一本するんでもおどおどとしてしまい途中で電話を切られることも何度もあった始末でした 仮に面談に進ん だとしても担当者の前で緊張してしまい 言葉が出てこないということもしばしばありました 君大丈夫か もう一度会社 に戻ったらどうだ 代わりに上司に来てもらったらどうだみたいに心配される始末でしたもちろんそんな状況ですから仕事を取ってくることなどできません しかも会社に戻ってくると年下の上司にこっぴどく叱られるわけですこの給料泥棒が 今日も注文取れなかったのかこのクズがなどと 怒鳴られるのですそんな辛い毎日が続きました 回った企業の数は数え切れません 決してサボっていたというわけでなく自分なりに一生懸命やっていたのですが 営業って本当に難しいなと思いました 同期で入った 新人は成果を上げている人もいました ただ その新人達は皆上司達に媚びへつらうのが上手く 機嫌をとって注文の取りやすいエリアに回されていました 私の場合地方の田舎にある 企業を回るという感じで 一軒一軒回るのに 車で数10分かけて 行かないといけないような場所が多く件数もなかなか回りませんでした またその多くは新規開拓という感じでした ですからどんどん同僚との差が開いていき 扱いも変わっていったというのも非常に心外でしたそういったことから1年目は何度やめようと思ったかわかりません もう会社に辞表を出そうかなそのように虚ろな目で 出社していつものように営業に回りましたその日は凍てつくような寒さで そのマイナスの気温がここ十数年の記録を作った日でした そんな日でしたから営業マンの多くは車内で 他の作業をしていたりといましたしかし私は何となくそんな日にこそ外に出てみたいと思い 営業を回りました雪がたくさん積もっていて 車もほとんど走っていないという状況でした そしてアポイントを取った企業に到着すると担当者が驚いていました 君こんな大雪の日によく営業に来たね 大変だったんだろう どれぐらい時間かかったんだと聞かれました その方は当時50歳ぐらいの部長さんだったのですが 飛び込みできた新人の営業マンにそのように優しく声をかけてくれたというのはなかなかないことでしたそして熱いお茶とぼたもちを振る舞ってくださりましたそして私のコピー機の話も聞いてくださいました その時は 渋い顔されてちょっと高いなぁ他にももっと良い製品があると思うしなみたいな回答でした 私はさすがに無理かなと思って大変失礼しましたまた出直してきますみたいな回答したと思います しかしその日の夜中の1時ぐらいだったでしょうか その部長さんから電話がありましたこんな真夜中になにかと思ってびっくりしたのですが なんとそのコピー機 を購入したいというのです 本当ですかと聞き何度も聞き直しました 全く手応えがなかったのに どういうことかと思ったのですが 昼間 こんな大雪の中 誰も外に出ないような 気候の中で 営業に来てくれた私の姿に感銘を受けたのだそうです そして入社以来行ってもまだ 注文を取れていないということを 聞いてしまった以上その第一号となりたいという風に答えてくれたのです 私は夢でも見ているような気分でした このなんともありがたい意味が いつまでも覚めないでほしいと何度も思いましたしかしそれは現実でした翌日その会社に出向き正式に契約書類を交わすことができましたそれが私にとって人生初めての営業での受注注文でした その出来事のことは 今でも 鮮明に記憶に残っていますそして今まで どうなってばかりいた年下の上司がすごく嬉しそうにしてくれていたのも 印象的でした その調子も悪い人ではなく厳しい中じゃないと私自身何らかの殻を破ることができないこのままでは注文を取ることができないと思ってあえて厳しくしていたということも分かりました それからというものなぜか注文を取ることができるようになりました 自分の中で何かが変わったのだと思いますそれは自身なのかもしれませんしは事実なのかもしれませんし何かわかりませんが一件の注文を取れたということで私は大きく変わったということは間違いありません特に営業職の人は 色々なノルマが課せられて大変だと思いますしかし苦労する中で 注文が取れた時の喜びは大変大きなものですそして企業によっては注文した件数が出来高制ということで加算されて大きく稼いでる人もいます 私の同僚の中にも沢山注文をとって月100万円以上も稼いでいた人もいました 私は全体としては 出来の良い方ではありませんでしたが 自分自身を成長できたという面でもこの営業の仕事を続けてきて良かったと思っています 今は長く勤めていて新人の教育ですとか事務方に 回っているので営業に出かけることはほとんどありませんただ新人に新人にはどのようにすれば営業を取ることができるのかということを それなりに話すことができるような気もしますそれは試行錯誤しながら苦労して一気の注文を取れたからに ほかありません 仕事のやりがいについて50代男性正社員

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