在宅での小論文バイトは意外とキツイバイトかも?(30代女性 主婦)

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社会にはさまざまなアルバイト・仕事があります。
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求人媒体をうまく活用し、適性に合う職場を探すことが重要です。

私は以前在宅で小論文添削の仕事をしていたことがあります。 中学生高校生が書いた小論文を読んで、赤ペンを使って添削と採点をするというものです。そのアルバイトは楽かなと思っていたのですが、実際やってみると意外ときついものでした

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在宅での小論文添削バイトを始めたきっかけ

そもそもどうして小論文添削のアルバイトをしようかと思ったのかというと、当時子供がまだ小さくて外に働きに出られなかったからです。ですから、在宅でできるアルバイトを探した結果、新聞の求人コーナーにて小論文添削バイトにたどりつきました。

高校生のときにZ会で通信添削講座を受けていたり第一学習社の小論文教材で勉強したこともあったので、「添削」というもの自体に親しみがありました。

採用試験は、書類選考筆記試験があり結構倍率は高かったと後で聞きましたが、無事に採用されました。試験内容は、仕事の性質もあって、漢字の読み書きや文章表現の正誤を問うものが多かったと記憶しています。

 

数日間の研修を終えた後、早速小論文の答案を自宅に持ち帰って添削作業にあたることになりました。研修に来ていたのは、主婦と思われる中年女性が多かったです。

隣の席に座っていた人は元高校教員で「定年退職をして趣味も兼ねて」と話していました。大学生大学院生と思われる若い人も数人いました。

在宅での小論文バイト 仕事内容は?

添削の方法はあらかじめ与えられている添削者用のマニュアルを読み込みこむことから。そこで課題の趣旨や背景、添削基準などを把握し、採点基準に沿って客観的に答案をチェックしていきます。

誤字脱字はないか、文字数はどれくらい書けているか、主張は一貫しているか、原稿用紙の使い方は正しいか・・など細々と採点基準があります。それをもとに「-1」「-2」など減点方式で採点をしていきます。

その際、間違っている部分を見つけたら赤ペンで訂正。アドバイスを欄外に記入していきます

学生時代に受けていた通信添削講座では、赤ペンでいろいろチェックされている解答用紙を見ても特に何とも思いませんでした。さらっと赤ペンの文字を読むだけで、どんな気持ちで採点者が赤文字を入れているか考えもしませんでした。

しかし実際に自分が赤ペンで書き込む立場になってみると、非常に手間がかかる大変な作業であることが分かりました。そこでは、答案を作成した生徒さんに成長して欲しいという気持ちも込めていました。

在宅での小論バイト時給換算でどれくらい?

1枚の答案を採点するのに大体50分~1時間くらいかかったことを思い出します。それでいて1枚添削をしてもらえる金額は400円でした。「安すぎる・・」というのが正直な感想でした。

もちろん課題をこなしていけば少しずつ添削のスピードは上がっていくわけですが、作業が速いベテランさんでも時給換算してせいぜい800円程度くらいのものではないでしょうか。私の場合、時給換算でせいぜい500円いくかどうかくらいだったと思います。

お金を重視するなら、外でパートに働きに出た方がはるかに効率よく稼げるなと思いました。そんな意味で小論文の在宅バイトは意外とキツイバイトだと私は感じました。

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在宅の小論文添削バイトをやるメリットとは

ただ、子育てと仕事の両立をはかろうとしていた主婦にとって、在宅でできるアルバイトというのは非常にありがたいことでした。会社には1週間に一回行くだけ。

そのとき添削した答案を担当者に提出し、また新しい答案をうけとって簡単なアドバイスを受けるだけです。会社には毎回せいぜい20分くらいの滞在時間でした。

会社まで自転車で通える距離ということもあって、家事や育児の負担になることも全くありませんでした

完全出来高制の給与体系だったこともあり、新規に受け取る答案の枚数は添削者自身が自由に調整できた点も良かったです。例えば、家族旅行で時間があまりとれない週は10枚だけみたいな感じで。

ただ、非常に波がある仕事でした。中学生や高校生の年間スケジュールに沿って答案の枚数に差が生まれる状況でした。ですから、コンスタントにこなしたいと思っても、年度末などで答案自体がほとんどない週もありました。

なお、小論文の添削には赤ペンで書き込む方式だけではなく、パソコンの専用ソフトにキーボードとマウスをを使って書き込む方式のものがあります。

私は両方やったことがあるのですが、後者の方が作業はラクですね。間違えて訂正したいと思ったとき、BACKspaceキーを押せばいいだけですし、文字も手書きよりキーボードの方が早く打てるからです。

小論文添削の仕事を募集している会社は大手では、学研第一学習社Z会河合塾などが有名です。それ以外にも、小規模な学習塾が小論文に関する事業を展開したりもしていますし、小論文を指導できる家庭教師を募集している会社もあったりします。

会社によりますが、4月~5月の年度初めに添削スタッフを募集をしていることが多いです。

私は現在はというと、遠方に引っ越したことで添削のアルバイトは辞めてしまいました。答案の受け渡しは郵送と電話のやりとりでもOKだからと引き留められはしましたが、正直なところ、金銭面で割に合わないと感じていたのです。添削バイトは楽そうに見えて、意外とキツいですね。

ただし、小論文添削バイトを楽なバイトとみるかキツいバイトとみるかは、完全に人によりけりです。例えば、小論文バイトを通して仲良くなったある主婦の人は、「楽なバイトだ」と話していました。

その方はいわゆるセレブで、家計的にはアルバイトをする必要など全くない人なのですが、15年近く続けていると話していました。理由を聞くと、文字を読みのが好きで、小論文を通して社会のことをいろいろ学べて、老化防止にもなるので、一石二鳥なのだとか。

口コミを調べると、小論文添削バイトは、しんどいけれど、やりがいがあるという意見が多い印象を持ちました。たとえば、以下のような口コミ記事もあります。こういった視点もあるんですね。

※楽な長期バイトのランキングを知りたい人は、こちらの記事をお読みください。

私は、今は都内にある小さな出版社で編集の仕事をしています。企画を出したり、ライターさんが入稿した文のチェックをしたりしているのですが、小論文添削をしていたときに身に着けたノウハウが生きていると感じています。

(30代女性 主婦)

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