私は東京都在住、20代男性です。現在はITベンチャー企業で働いています。
前職は学習塾講師でした。この記事では、転職活動を通して思ったことや気づいたことを述べたいと思います。
学習塾は新卒で入社した、正社員としてははじめての職場でした。大学生のとき、家庭教師のアルバイトを経験。
子供を教える仕事を引き続きできればと思って、都内にある某学習塾の採用試験を受け採用されました。
学習塾はとにかく忙しい仕事でしたが、それなりにやりがいはある仕事でした。
教え子が志望校に合格したときなど、自分のことのように喜びを感じていました。
ただ、YOUTUBEをはじめとした動画の時代が到来し、次第に将来に不安を感じるようになりました。
というのは、少子化で生徒の数も減少傾向にありましたし、本校の有名講師によるオンラインの授業も増えてきていたからです。
その傾向が続いていけば、支部教室に勤務する無名の若手塾講師に将来なんてあるのか・・?と思うようになったのです。
そんななか、自分自身でもYOUTUBEチャンネルを開設したり、ホームページを作成したりしたことから、IT企業へのあこがれを抱くようになりました。
私は大学も文系で、ITに関する専門的な勉強はしていなかったものの、簡単なプログラミングは独学で学んでいました。
それなりのコンテンツはつくれるかもしれない!?その思いは募っていき、新学年が始まる前に、区切りがよいと考え、思い切って学習塾を退社しました。
学習塾を退社後は、パソコンで転職向けの求人を探しました。まずは、大手転職サイトに登録。
IT関係の求人を探していたところ、たまたま、動画コンテンツを開発するITベンチャー企業の募集を見て興味を持ちました。そして応募しました。
面接では、志望動機や入社してやってみたいことなどについて聞かれました。そこでは、自身が作成したホームページや動画もその場で見ていただきました。
結果的には採用されたのですが、自分なりの勝因としては、実際に自分がつくったコンテンツを提示したのは良かったと感じています。
採用する側からすると、即戦力としてどれだけ使える人材なのかということを知りたいと思うだろうからです。
特に私の場合、塾業界という畑違いの分野からの転職なので、その点が面接官も気になるだろうなと予測していました。
あとは、どのようにスキルアップしていけばいいかなど、前向きな努力を示唆する回答をしたものも勝因だったと感じています。
熱意が伝わったような気がするのです。
その他、チームワークについての質問も、前向きな回答をできたのも勝因だったかもしれません。
というのは、IT企業というと、ひとりで黙々とパソコン作業をしているイメージを持たれがちですが、実はチームでの連携が結構重要なんです。
営業担当、制作担当も別個で動いているわけではなく、情報のやりとりを随時しながら業務を進めていくのです。
つまり、チームワークが求められているということ。さらに面接官は、どんな部下と一緒に働きたいかを考えているはずなので、その点も意識して、ハキハキと、かつ、笑顔で話すように心がけました。
採用され入社後は、いろいろ覚えることもあり、最初は大変でした。ただ、会社側も、最初は難しい案件ではなく、ごく簡単な案件からはじめさせてくれましたし何より社風がよいです。
同僚たちは動画コンテンツに関心がある人々ばかり集まっているので。話が合いますし、クリエイティブでユニークな同僚と過ごす時間も楽しい。
やりたい仕事内容だけではなく、転職活動をする際に、人間関係も重要な要素として考えておくべきだなと改めて思いました。
以上、学習塾講師からITベンチャー企業への転職体験談でした。
転職で重要なのは、自分がしたい仕事を望ましい人間関係でおこなえる職場をリサーチすること。そして、現時点での知識やスキルを面接官にわかりやすく提示することだと思います。