職を転々とした私が行きついた楽な仕事とは(30代女性)

楽な仕事体験談
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私は 高校卒業してから色々な仕事をしてきました。学生時代勉強があまりできない方で運動もできず、何かに取り柄があるということもありませんでした。ただ、子供は好きでした

就活をした高校3年時、接客が得意であるわけでもなくパソコンを問題なく扱えるほどのスキルもなく語学力もなく・・。そんな私は楽な仕事は何かな?と思いながら仕事探しをしました。

住宅関連会社

社会のことがあまり分からないうちは、楽な仕事とは 人に干渉されないような気楽に出来る仕事かなという風に思っていました。そのような観点からある 住宅会社の事務員に採用されました。こちらは、親の取引先の会社で、人材は足りてるけど、お情けで採用されたようなものでした。

特に求人を募集していたわけでもないので、留守番をしているだけのような仕事でした。 やっている仕事というのは雑務でした。朝礼に出席して後は営業マン達が戻ってくるまでの夕方までの時間は書類を意味なく整理したり掃除をしたりというようなものでした。

住宅関係の仕事だったのですが、住宅というものに全く興味がなく、常にムスッとしていました。お客さんからは「あの人、なんか対応悪い・・」と陰口をたたかれることもありました。

最初のうちは良かったのですがマンネリ化してきて楽な仕事だったはずがしんどいなと思うような仕事になりました。そこで私は退職しました。

コールセンター

友人からコールセンターの仕事は結構楽だよと話を聞きコールセンターの仕事に応募し採用されました。 そこでも私は仕事の楽さばかりを考えていました。 椅子に座って電話の受け答えをしておけばいい簡単な仕事だろうとたかをくくっていました。

ところがやってみたら かなりしんどい仕事でした。体力的には確かに楽と言えば楽なのですが精神的にかなり苦痛でした。

電話越しに顧客から怒鳴られたり嫌味を言われたりするのは日常茶飯時です。 またノルマがあり1日に電話をかける本数が少ないと上司から説教を食らうこともよくありました。 だからコールセンターの仕事も辞めました。

資料館スタッフ

コールセンターを辞めた後はしばらく 仕事探しをするやる気が起きませんでしたが、貯金が尽きていたので渋々ハローワークに行って仕事探しをすることにしました。 そこではとにかく暇な職場はないでしょうか?ということで たまたま欠員があり紹介されたのが地方にあるある資料館の仕事です。

こちらは正社員じゃなくパート勤務の仕事でした。歴史も嫌いではなかったので それもこの仕事を選んだわけです。

実際に勤務してみると確かに暇な仕事でした。職員もやる気が全くなく いかにして来館者を増やそうというような話も全くならず、10年ぐらい前に作ったパンフレットをまだ回しているような本当にやる気のない職場でした。お偉い人々の天下り先みたいなところでした。

そのような職場でしたから 1日を通してやるべき仕事があまりなく、かといって新しいことを提案しても「そんなことやっても一緒だし」みたいに相手にしてくれませんでした。雑誌を読んだりして時間をつぶすこともしばしばありました。

最初の頃は楽な職場でラッキーと思っていたのですがしばらく経つと きついなと感じるようになりました。 将来が不安に思えたからです。 このようなやる気のない施設が淘汰されるのは 時間の問題でしょうし、この職場にいて 自分はどんどん老いていくのかなと思うと虚しさに苛まれるようになりました。その職場には2年ほどいたのですが退職しました。

学習塾の先生

私は 色々な仕事を転々としてきてすぐに辞めてしまうということを繰り返してきました。 楽な仕事だと思って入社していざ実際に働いてみると、それほど楽ではないということに気づく。そして辞めた後はまた楽な仕事を探す そしてまた同じことを繰り返すということをやっていました。

その何がダメだったのかと一人であれこれ考えた時一つの事に気づきました。 それは楽な仕事というのは人によって違っていて、「のんびり暇な苦痛を感じない仕事=楽な仕事」ではないとと。

楽な仕事とは、ひょっとすると、自分の好きな仕事ではないか?と思ったのです。

そんなことを考えているうちに私自身は高校生の時、将来は学校の先生になりたいという夢を持っていたことを思い出しました。

小さい子供が特に好きで、 そういった子供達と遊んだり何か勉強を教えたりする時には喜びを感じていました。 でもそのように何か人に教える仕事というのは世間一般ではきつい仕事に分類されると思います。

子供の面倒を見るのは大変ですしまたその親と接する時、モンスターペアレンツの存在もあります。

だから人に物を教えるいわゆる教職につくというのは私の中では全く 選択肢から外していました。 そんな時たまたま 自宅のポストにチラシが入っていました。そこには、地元に新しい塾ができるから講師を募集しているという記事が書いてありました。

その塾はいわゆる進学塾というわけではなく 勉強と遊びを交えながら心を育んでいくというスタンスの学び舎でした。小学生、中学生、高校生が対象ですが 私の場合勉強があまりできないので 小学生ならまだできるかなと思い応募しました。そして、運よく無事採用されました。

今ではかなり忙しい毎日を送っています。しかし毎日が充実しています。私が担当しているのは小学生コースで 主に国語と社会を教えています。あとは電話番をしたり、生徒の送り迎えをしたり、道で誘導したり。模擬試験の時は試験監督もします。とにかく忙しいです。

進学塾 ではついていけないような いわゆる落ちこぼれの生徒達が多いですが非常に可愛いです。 休みは週に一回しかありませんし、 臨時出勤みたいなものもあり世間的にはかなりブラックと言いますかきつい仕事に該当すると思います。

しかし、なぜか、私は今の仕事をきつい仕事だとは感じていません。 むしろ楽な仕事だという風に認識しています。これから教えた生徒達が社会に羽ばたきどんな人材に育っていくのかなどを考えると楽しみで仕方ありません。

私の場合、自分の好きなことを仕事にしたことでそれが楽な仕事だと感じることができました。

まとめ

楽な仕事をしたいというのは皆が思うところだと思います。だから、人に干渉されることなく、のんびり気を使わず体力を使わない仕事を選ぶ人もいます。それがかつての私もそうでした。

ただ、私の場合、それでは、楽な仕事は得られませんでした。そこで自分の好きな仕事をやってみると、忙しいのに、楽な仕事だと感じることができています。これから楽な仕事を今探している人はぜひ参考にして頂きたいと考えています。

(30代女性)

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