高校生の時にやっていたファーストフード店でのバイトは良い経験になりました20代女性大学生

仕事のしんどい点、楽な点
スポンサーリンク


高校生の時に 何種類かアルバイトしたことがあります。その中で一番自分に合っていて得るものが多かったのは、ファストフード店でのアルバイトです。

大手のハンバーガーチェーンではなくて 地方に 密着したような小規模なチェーン店でした。ですからあまり 名前を聞いたことがない人もいるかもしれません。どうして ファーストフード店でアルバイトしようと思ったかと言うと たまたま自宅にチラシは入ったからです。あまり家がお金持ちでないこともあって 親と相談して週に3回だけアルバイトをするようになりました。

スポンサーリンク


ファストフード店のアルバイトは 仕事内容は多岐にわたっていました。レジを打つことから始まり、掃除、調理、チラシ配り などです。数名のスタッフと店長と共同で仕事をしていました。

最初のうちはなかなか仕事が覚えられず つらかったこともありました。ファストフード店は 時間が命ですから少しでもお客様を 待たせてしまうとクレームにつながってしまいます。

そういうことからとにかくテキパキと正確に動くことが求められました。でも仕事を始めてから 3週間ぐらいも経つと一通りできるようになりました。常連の方とも顔見知りになりますし 他のアルバイトスタッフや店長ともプライベートな話もできるようになりました。

立ちっぱなしでの仕事でしたがお客様が少ない時間帯はこまめに休憩が与えられていましたし忙しい時間は疲れていることも忘れてしまうので そこまでしんどい仕事だとは思わなくなりました。

時給は当時850円と そう高くはありませんでしたが高校生だった私にとっては十分すぎる金額でした。ファストフード店での アルバイトはいろいろ楽しいこともありました。

アルバイトスタッフ同士でカラオケやボーリングに行ったこともあります。アルバイト中は見せない笑顔がたくさん見れて嬉しかったですし 社会の一員になっているんだという実感を持てました。

高校時代にアルバイトをすることは賛否両論あるかと思います。学生の本分は学業だからです。でも私はやっていて良かったと思います。何より良かったのは 自分がどんな分野に向いているのかが具体的に知ることができる判断材料になったことです。

特にファストフード店では接客から始まりいろいろな業務内容をそれぞれがこなすということになります。私の場合 裏方として働くよりも カウンターに立ってお客様に笑顔で接したり困っているお客様の手助けをしたりといったことが 大きな喜びを感じることだとわかりました。

ですから将来は 保育士か福祉のような分野に進みたいなと思うようになりました。また 周囲のアルバイトスタッフやお客様からも長所を教えてくれたことも参考になりました。学校で勉強だけ知っていては なかなかわからないことだと思いますし 人生は社会に出てからの方が断然長いので 同級生より少し早く社会を知ることができて良かったなと思います。

スポンサーリンク


アルバイトを高校生の時にするデメリットとしては 学業との両立が人によってはなかなかできないことではないでしょうか。 実際のところ私もアルバイトを始めた当初は 毎回クタクタになっていて勉強が疎かになっていました。

でも 元々親とは勉強もバイトも頑張るという約束だったので 途中からは頑張って勉強もしました。自分なりのコツとしては細切れ時間を有効に活用することです。テレビを見たりスマホをいじったりする時間を極力少なくして 通学時間ですとかバイトの休憩時間なので英単語を覚えたりするようにもなりました。

そのように時間を有効活用することを意識することで 今までどれだけ無駄な時間を使っていたかが分かるようにもなりましたし勉強についてもメリハリがつくようになったと思います。とりわけファストフード店の仕事を通して身に着けた、効率よくテキパキ仕事をこなす能力は、勉強にも生きていたと感じます。

ファストフード店でのアルバイトの場合、高校生や大学生といった学生も結構在籍していました。そういった人々と勉強のこと恋愛のこと 将来のことなどいろいろ話をすることができたのも良かったと思います。

一人で考えていてもなかなか分からないことが同世代の人たちと話をしていると答えが見つかるなんてこともよくあるものです。いろんな意味で良い友達に囲まれてアルバイト生活を送れたのではないかと思います。

アルバイトのシフトについては それぞれが 店や他のスタッフのことを考えて気を使っていました。とはいえ 勉強もしっかりとしなければいけないので中間テストや期末テストのような期間中は 休みをもらうようにしていました。

そういったテストの期間は日程があらかじめ決まってるので1ヶ月ぐらい前から店長に言うようにしたら 必ず休めるように 融通を利かせてくれていました。あまり直前に 休ませて欲しいという場合はファーストフード店の場合 なかなか難しいものがあるかと思いますが早めに言っておけば大丈夫な現場が多いのではないでしょうか。

あと良かったこととしては、まかないが毎回出ていたことです。自分の食べたいハンバーガーやポテトを作って 休み時間に 食べることができました。あまりたくさん食べ過ぎると太ってしまうので 極力抑えていましたが 当時高校生だった私としては アルバイトでお金をもらいながら 大好きなハンバーガーも食べられるというのは大きな喜びでしたね。

ファーストフード店でのアルバイトは 単にお金をもらうというだけではなく人間教育もしっかりしてくれることもよかったと思います。

敬語の使い方やお辞儀の仕方 お客様に対する考え方など 色々学ぶことができました。それに加えて 一つの物事を皆で 完成させる喜びを味わうこともできたと思います。上下関係があるので 常に緊張感はあるわけですけれども それでもお客様に満足いただく時間を提供する美味しいハンバーガーを 食べていただくという目標は皆一つです。

特に忙しい時間帯を皆で乗り切った時などは 一体感が生まれていたものです。仲間と働くっていいな みんなと一つのものを作り上げるって素敵なことだなあと私は感動したものです。

あと 大手チェーンではなかったということもあって 結構オリジナルな工夫が店に導入されていました。例えば イラストがうまいスタッフがかいたイラストを店内に飾っていたり 期間限定の割引券を発行したりといった具合です。ある時は異業種の交流会みたいな貸切のパーティーが開かれたこともありました。

そういった企画に関しては 基本的には店長が考えるわけですが アルバイトスタッフたちも自由に提案して自分のしたいことを店長に進言することができました。そういった自由な雰囲気も良かったですし 自分が提案したアイデアが採用された時はとても嬉しく思いました。

例えば ハロウィンの時の飾り付けをした写真スポットの設置は私が提案したりもしました。拙いアイデアだったのですが店長がとても喜んでくれて 実際に私の考えた飾り付けが 店に導入された時とても嬉しいなと思いました。そしてそれを見てお客様が楽しそうに写メールを撮っている姿を見るのも嬉しかったですね。

そのようにファストフード店は 一人一人が店の主役になり得る場合なんだと思います。若い人が多いですし色々な良いアイデアも飛び交い 活気がある職場なので。高校生や大学生といった学生の人は ファーストフード店のアルバイトを やってみていただきたいなと思います。

決して楽な仕事ではありませんが 色々得るものがあって、後々になって、やって良かったと思えるはず。社会人としての心構えやマナーもしっかり身につきますし、社会に出る準備段階としてかなり優れた職場ではないかと私は思いました。

  (20代女性 大学生)

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました