あまりに辛かった、交通量調査バイト24時間(フリーター30代男性)

キツいバイトの体験談
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楽なアルバイトの代表的存在の一つとして知られる交通量調査バイト。車道に通る車の数を数えるだけで結構高いに給料をもらえてしまうからです

日雇いですし、仕事内容が簡単かつ高日給ということもあってフリーターや大学生に人気が高いアルバイトです。

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確かに交通量調査バイトは楽なアルバイトだという見方もあります。私もそのように感じたことがあります。しかしそこには落とし穴があります

気候の良し悪しや現場監督によって仕事が楽かどうか全然変わってくるからです

かれこれ5年前ほどに遡りますが私はアルバイト情報誌のフロムエーを見て調査アルバイトを申し込みました。24時間調査という夜通し行われるもので日給は何と21000円!

日給21000円もらえるならやるしかないっしょ!と思い申し込みました。

しかし、いろんか意味でとても長い一日になりました、、

簡単な研修があった後、夜の22時に駅前に集合してハイエースのような車で調査地点に向かいました。その時の調査は県をまたいでの調査ということもあって夜中に出発して早朝に現地に着き朝7時から翌朝7時まで調査を行うというものでした

その時の現場監督は、あまり機転が効かない感じの人でした

現場監督は車を運転して、調査地点に調査員をそれぞれ配置させて、巡回や管理をする役割を行っていました

季節は2月で非常に寒い日でした。昼間はまだましだったのですが雹が朝や晩は降っていて路上も凍結していました。

かなり厚着をしてきたのですがそれでもものすごく寒かったです。夜22時に出発

車の中で仮眠ということで出発してから到着するまでは車の中で休むことができるようなっていました。

とはいえ、ぎゅうぎゅう詰めの車内でガタガタ揺れる車の中ですから寝ることなどできるわけもありません。ほとんど仮眠という仮眠をとることもできず朝の3時頃に現地に到着しました。

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調査時間が朝7時と聞いていたのでそれまでに少しでも寝ておこうかと思いました。すると現場監督の人に声をかけられました

じゃ、君と君と君はここで降りてください

そこは周りが真っ暗で何も街灯もないよな脇でした

信号が黄色に点滅している交差点がありそこが調査地点の一つだというのです。現場監督の人は車の中からヘルメットや腕章、車の数を数えるカウンター椅子などを取り出してきて私たちにこう言いました

じゃあ朝7時になったら調査を始めてください

そして、車は走り去ってしまいました

私たちは夜中の3時に極寒の農地に降ろされたわけです

近くにはコンビニどころか民家すらもほとんどないような場所でした。しかも真冬で雹が降っている。

どうするんだということで3人で話し合いましたがとにかく寒く寒さをしのぎながらウロウロと暗闇の中を歩き回って朝日が昇るの待ちました

とにかく寒かったですね。朝7時になると調査時間が開始ということで3人で2地点の調査地点を担当する形で調査を開始しました。

2時間調査をして1時間休憩をするというサイクルで24時間の調査が始まるわけです。

一見すると休憩時間が長くて楽そうに思えるかもしれません。しかしいざ休憩となっても行くところがありません。一番近いコンビニで7 km も離れていましたし自動販売機すらも歩いて2 km ぐらいありました。

ですから休憩となっても時間をつぶす場所がなく困りました

畦道で座ってるしか時間の潰し方がないのです。それを24時間の中で8時間も行うわけですから思った以上に困りました

あと、調査時間中にしんどかったのはあまりの眠さですね。車の中でろくに寝れないばかりか夜中の3時に放り出されてそのまま眠ることもなく朝の調査時間を迎えたわけですから、、

休憩時間はあぜ道で少し目をつぶったりもできますけれど動作時間中は居眠りはできませんからそれが思った以上にきつかったです

しょっちゅう時計を見ては、あと12時間もあるのかみたいに絶望的な思いになったの覚えています

夕方の5時過ぎには日没を迎え周りは闇に包まれました。そして気温が一気に下がり再び凍てつくような寒さに

夜の10時過ぎからは雪も降り始めて雨合羽を着て調査を行いました。調査員は、降りしきる雪の中でも歩道の決められた地点にじっと座っていなければいけません。

あまりの寒さと惨めさに絶望感を感じました

でも嬉しい事が一つありました。夜の11時ぐらいだったでしょうか

地元の人が通りかかって私たち3人に缶コーヒーをくれたのです

こんな寒いなかご苦労様だね。夜中は寒いけど風邪ひかないように頑張って

アツアツの缶コーヒーの暖かさと地元の方の優しい気持ちに涙が出ました

とはとはいえ氷点下3度という寒さの中、熱々の缶コーヒーもあっという間に冷たくなってしまいました

これからは寒さと眠さにひたすら耐えるという地獄のような時間がつづきたした

車などほとんど通らないので作業自体はあまりにも楽なのですがとにかく長い時間、寒さと眠さに耐えないといけないのが本当につらかったです

そして五時半ぐらいに朝日が昇り始めました。夜中中雪が降っていたということもあって白銀の世界になっていました。

そしてついに朝7時になり調査は終了。大きな開放感を感じたのを覚えています

その後は現場監督の人がの車がやってきて機材などを回収し日給の21000円が入った封筒をその場でもらいました

そして車は集合した場所に向けて帰路につきました

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そのときの現場監督の人は最低限のことだけ淡々とする人でしたが、現場監督の人によっては気を使ってくれる方もいらっしゃいます

その時の現場監督は結局24時間の中で何度か記録写真を撮りに来ただけでしたが、中には休憩時間に調査員バイトたちが休めるよう待機車両を用意してくれたり、買い出しに行くことができるよう自転車を貸してくれたりといった人もいらっしゃいます。

また夜中の3時に、周囲に何もない調査地点に放り出されるということはレアなケースみたいです。大体は地点を確認した後は6時ぐらいまでは車の中で仮眠を取れるように配慮してくださる現場監督の人が多いです

ですから現場監督の人のサービス精神によっても調査が楽か否かはかなり違ってくるのだと思います

以上が私が交通量調査バイトきついと感じた24時間の体験です。地元の方の優しさにふれたり、他のメンバーとの絆ができたなど良いことはありましたが、2度とやりたくないですね

私の経験上真冬と真夏の調査はあまりお勧めできませんね

自然の影響を直接受けるからです

交通量調査をやるなら、過ごしやすい秋の季節が一番お勧めですね。しかも、秋はあちこちで交通量調査が行われて調査員の数が少なくなるため、日給が高めになるからです。競争原理が働いてどの調査会社も日給が割増になっていることが多いので稼ぎどきとも言えるわけです

(30代男性フリーター)

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