慣れたら楽しい弁当屋バイトの体験談(30代女性)

モチベーションの維持
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私は約5年間、大阪市内の弁当屋でアルバイトをしていたことがります。弁当やバイトの大変なところは、弁当のメニューを覚えて手際よく作業をしなければいけないところ。

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ハンバーグ弁当、ノリ弁当、唐揚げ弁当、明太子弁当、焼きそば弁当、ステーキ弁当、鮭弁当、チキン南蛮弁当、各種カレーライス・・と通常時で50種くらいの弁当がありました。さらに季節ものの弁当もあります。

弁当の容器もたくさんの種類があり、最初はなかなか見わけもつきません。それらに入れる食材を頭に入れて、スピーディーに調理して容器に詰めて会計・・。

唐揚げを揚げて、ご飯を詰めて魚を焼いて、冷蔵庫からドレッシングを出して・・と同時並行でいろいろな作業をしなければなりません。1つのお弁当ならまだいいのでしょうが、「ハンバーグ弁当3つ、明太子弁当2つご飯大盛、チキン南蛮弁当タルタル多め、お茶5本」みたいに注文されたら、慣れていなければ何が何だか分からくなります。また、調理だけではなく、レジでの接客も覚えなければいけません。

もちろん間違わずに丁寧に作業を進めることが重要ですが、それと同じくらい要求されるのは「スピード」です。私がアルバイトをしていた弁当屋はオフィッス街にあったということもあって、ランチタイムにはサラリーマン・OLの方々の行列ができました。

そういったお客様は1時間くらいの限られた休憩時間のなかで買いにいらっしゃるわけですから、とにかく急いでおられます。モタモタして作業に時間がかかってしまえば、クレームにつながりますし、クレームを言われたらそのお客様は二度と来店しないと考えていいでそう。それだけシビアな世界なのです。わざわざ弁当屋で弁当を買わなくても、飲食店もたくさんありますし、コンビニもあるわけでから。

その一方で、スピードを重視して作り置きをしてしまうと、冷えて食材の味が落ちてしまい、こちらもまたクレームの種になってしまいます。ですから、ホカホカのお弁当をできるだけスピーディーに出してお客様をイライラさせない仕事をすることが求められました。そういった仕事柄、新人の頃は店長やベテランのパートさんから何度叱られたか数え切れません。そして何度も辞めようと思いました。

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それでも私が辞めなかったのは弁当屋で働くメリットがあったからです。私の場合、最大のメリットは食費が浮いたということです。当時の私はかなり貧乏でした。それにもかかわらず食べることが好きで、食費を節約するのは苦手でした。

ところが弁当屋でアルバイトをしていると、とにかく食べ物には困りません。昼や夜も賄いも出ますし、余った食材で自由に弁当を作って食べるなんてことも自由にできました。毎回、「今日は何弁当作ろうかなあ?」なんて楽しみにしていたものです。

また、私は料理をするのが好きで、弁当の調理をするのも割と楽しみながらできていたことがです。それをしながらお金をもらえるというのはありがたいことだと思いました。

ランチタイムは忙しくても、それ以外は暇の多いのんびりした仕事でした。バイトを始めた当初はきつかったですが、仕事に慣れてからは同僚たちとたわいもないおしゃべりをしながら暇な時間をつぶしていたものです。常連のお客さんとの会話も楽しかったですね。

いろんなメリットがあったので5年ほど勤めましたが、今は夫の転勤で大阪を離れたため弁当屋でのアルバイトも辞めました。またいつか再開でしたいですね

 (アルバイトの体験談 30代女性)

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