(就活の話題)「2021年春以降、就活ルールが廃止になる」ことについて私が反対意見である2つの理由(30代男性 正社員)

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2021年以降に入社する学生から、経団連が定めていた就活ルールが廃止になるそうです。こちらは経団連の会長が発言したことによって各報道機関によって報じられました。

私は2021年からの就活ルール廃止に反対意見です。理由は2つあります。

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理由のひとつめは、学生が大学生活に専念できないといういうことです。

仮定の話ですが、2021年以降、就活ルールが廃止された後、もし私が大学生に戻れるとすればどのような心理が働くでしょうか?

おそらく「早めに就職先を決めておきたい」という心理が働くはずです。

なぜなら、良い求人の採用枠は早い段階でどんどん決まっていくだろうと考えるだろうからです。また、早い段階で就職活動をしている同級生たちの姿を見ると、「自分も遅れをとらないようにしなくては」と焦りの気持ちも湧くはずです。

結果的に、授業やサークル活動よりも就職活動を最優先することになると思います。

そして早い段階で内定した企業があったとしても、私はおそらく就職活動を打ち切ることはないでしょう。「もっと条件の良い会社もこの際狙っておこう」という欲が湧いてくるだろうからです。

そして自分の通っている大学ではとても内定しそうにない超有名企業や倍率の高い職種もダメもとで狙っていくと思います。

そこでは既に内定を受けた企業を安全パイとして、半ば宝くじ感覚で就職活動をつづけることでしょう。

そして仮にラッキーでより条件のすぐれた企業から内定を受けたとき、既に決まった企業は内定辞退をすることになるのだと思います。

これが受験の場合、合格した学校を安全パイで確保しておくためには、(入学しなくても戻ってこない)入学金を納めなければいけません。しかし、就職活動は安全パイを確保するうえでお金を収める必要がありません。ですから学生にとって何でもありになると思うのです。

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2021年以降の就活ルール廃止に反対の理由の2つ目としては企業側は確実に新卒学生を採用できず右往左往しなければならないと考えられるからです

企業からすると内定を出した学生にはきちんと入社して欲しいと望むものです。ところが、私のように考える学生は、内定した企業を安全パイとして、通年を通して就職活動をつづけるわけです。

すると、せっかく内定を出しても、そういった学生が辞退しないか長期間に渡って企業はやきもきしなければならないわけです。

2018年現在ですら、各企業は内定者が辞退しないよう、内定者パーティーを開くなどして引き留めの企業努力をしています。それが通年採用となると、長期間に渡って学生を引き留めるなど、ほぼ不可能に近いことだと思います。

結果として資本力のある人気企業は採用枠を確保できても、そうでない企業は内定者から辞退されて、採用枠を確保できない状態に陥ってしまうのではないでしょうか。

以上の2つの理由から、私は2021年以降の就活ルール廃止によって学生にとっても企業にとっても良い影響がもたらされるとは思えません。よって私は就活ルール廃止に対して反対意見です。

  (就職活動に関する話題 30代男性)

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