大学生の夏休みに参加したホテル宴会スタッフバイトの体験談(20代男性)

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大学生のとき、夏休みにホテル宴会スタッフの短期バイトをしたことがあります。2週間ほどの期間限定バイトでしたが、結構しんどいアルバイトだったなという風に記憶しています。

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書類選考と簡単な面接があり、即日採用されました。「人の入れ替わりが激しく、人手が足りていない」といったことを面接官は話していたのが印象的でした。

短期バイトで採用されたのは大学生や短大生など10代~20代の人が多かったですね。

ホテル宴会スタッフの仕事内容はシティホテルで催されるイベントで食事や飲み物を出したり、皿を片付けたりするというものです。

出勤したらまずは会場づくりから。社員さんほか常勤スタッフの指示に従って、椅子や机を運び、配置通りに並べていきます。

会場づくりが終わる頃には厨房では料理が次々と仕上がってきます。それら料理や飲み物、皿やコップなどを台車に乗せて会場に運んでいきます。そして指示された位置に並べます。

イベントが始まる前にはお客様が会場に次々と入ってくるので、ご案内をしたりします。

イベントがスタートすると、お客様たちは談笑しながら料理を召し上がられます。バイキングの場合、料理が少なくなってきたら大皿を片付けて、新しく料理が盛られた大皿を厨房から持っていき差し替えます。

ビールなどドリンク類もお客様の開け具合を見計らいながら追加していき、空瓶を随時片付けます

イベントが終了してお客様たちが帰路につかれたら、一斉に皿やコップを片付ける作業を行います。残飯、飲み残しのドリンク、ごみなどはそれぞれの容器に入れて廃棄し、皿やコップは分類して、カートで洗い場に持っていきます。

何度も会場と洗い場を往復し、作業がひととおり終われば、椅子や机を元通りに戻し、ごみ拾いや机の清掃をして終了です。

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ホテル宴会場バイトは立ちっぱなしの仕事で、いろいろな面で疲れました。

体力的にはそれほどでもなかったのですが、私の場合、精神的にきつかったですね。

忙しい仕事であることもあって、人間関係はお世辞にも良好というわけではありませんでした。

調理場のスタッフもホールスタッフも皆ピリピリしていて、新人バイトはイライラの種であり、ストレス発散のサンドバックになっているように感じました。

常勤スタッフのみでやっても忙しいのに、新人バイトはいろいろ分からないことだらけ。それは当たり前のことです。しかし、忙しいときに常勤スタッフは自分のことで精一杯。新人バイトが分からなことを聞いても逆にイライラを助長させる状況に陥っていました・・

例えば、仕事中にこんな感じで常勤スタッフが新人バイトを叱り飛ばしている風景を見かけました。

「すいません。フルーツ用の皿はどこにあるのでしょうか?」

「はあ?俺に声かけんな。仕事してるの分からんか!?」

「すいません・・」

「てか早くしろよ。そっちのテーブルビール追加だろ!」

「はい。今やります。」

「お前遅せえんだよ。もっと早く動けよ!」

「はい。」

「手動かせよ。ぶっ飛ばすぞ、コラ。」

「すいません・・」

その新人バイトの人は次の日から姿を見せませんでしたね。そんな風に上下関係が厳しかったので、短期バイトは結構辞めていましたね。

もちろん穏やかな先輩もいましたが、仕事が忙しくなると余裕がなくなって横柄な感じになる人もいましたね。

仕事がひと段落着くと、まかないが出ていました。それがこのホテル宴会バイトの何よりの楽しみでした。ホテルレストランのシェフがつくる料理にありつけるとは、当時大学生だった私にとってあまりにラッキーなことでした。

食費の節約にもなりましたし、味をかみしめながら毎回食べていたものです。ただ、もし今後機会があったらもう一度したいバイトかというと、あまり乗り気にはなれませんね。あまり忙しくない会場なら検討はしますが・・。

 (意外とキツイバイトの体験談 20代男性)

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