温泉旅館で仲居として働いたリゾートバイト1か月の体験談(20代女性)

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大学時代にリゾートバイトをやっていたことがあります。リゾートバイトとは北海道や沖縄、信州ほか観光地に出向き、旅館やリゾートホテルでするアルバイトのことです。遠方の人は住み込みで働くことになります。

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リゾートバイトに参加するにはまずは派遣会社に登録することから。派遣会社から紹介される仕事案件のなかから自分が行ってみたいところがあればメールまたは電話で応募します。特に面談などありませんでしたが、WEBに入力しているアルバイト歴などから採否が決まります。
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私は某有名温泉地でのリゾートバイトを選びました、温泉旅館ということで毎日温泉に入れるのではという思惑があったためです。あと、個人的に温泉街をブラブラするのが趣味で行ってみたいと思いました。

私は派遣先の温泉旅館では仲居として働きました。長年働いている仲居さんたちに指示を受けながら1か月間がスタート。

仲居の仕事は朝が早くて夜が遅いです。やる仕事内容が細々とあって、お客様の流れを見ながら迅速に動くことが求められます。

朝は宴会場で配膳を行います。調理場から料理を運び、各机に並べていきます。あとはお茶、ジュースなど飲み物の用意もします。お客様が食事を終わられたら後片付けです。皿を種類ごとに分類して洗い場に運んでいきます。

朝10時前にはお客様のチェックアウトがあります。チェックアウト済の客室のシーツをまとめたり、お客様をお見送りするなど行います。

それらの業務が終わればひと段落して交代で休憩をとっていきます。私服に着替えて温泉街を散歩したりもしていたものです。その時間が観光をゆっくりできる時間でした。

昼の14時からはチェックインされるお客様への対応準備を行います。どんなお客様がどの部屋に宿泊されるのかを把握し、分担して部屋までご案内する作業を行います。お客様とのちょっとした会話は楽しかったですね。

夕食の時間は忙しかったですね。夕食は朝食よりも品数が多いですから、配膳も複雑です。あと、ビールや日本酒など注文される方もおられますので、そういった対応も行わなければいけません。とにかくテキパキと動くことが必要になります。その一方で、各客室で布団を敷くという作業も行います。食事の後片付けが済んだら明日のお客様の動向予定を皆で確認してその日の仕事は終了です。

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仲居の仕事は楽かきついかというと、最初のうちはとにかくきつかったですね。リゾートバイトを始めて数日間は心身ともにくたくたになってしまいました。それなりの体力もいりますし、最初は右も左もわかりませんから、何をやっていいのか分からないことがたくさん。忙しい時間は皆カリカリしていますから、少しでもボーっとしていたらベテランの仲居さんから遠慮なく叱咤の言葉がとんできました。

ですから、最初のうちは、リゾートバイトに参加したことを後悔したものです。ただ、仲居の仕事内容は毎日やることが決まっています。次第に仕事内容を把握できるようになり、ベテランの仲居さんからも「動きだいぶ良くなったじゃないの。この調子この調子」と褒められるようになりました。

1か月という期間は思ったよりも長かったです。家に帰りたいと何度思ったか数え切れません。「働く」って厳しいことなんだなと学びました。そういったことはボーっと暮らしていた当時大学生だった私には衝撃的であるとともに、成長の糧になりました。

一方、良かったこともいろいろあります。まずは食事ですね。温泉旅館の一流料理人がつくるまかないは最高においしかったです。そして毎日温泉に入りたい放題。仕事が終わってから広々とした湯船でゆっくりと羽を伸ばすのは至福のひとときでした。

リゾートバイトはお金が貯まるという点も良かったです。1か月勤務で20万ほどになりましたし、一定期間勤めたということで往復の交通費も全額支給されました。アルバイト期間中、宿泊費、食費、光熱費ほかすべて無料なので、そのまま貯金ができました。
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ちなみに、同じくリゾートバイトで来ていた人のなかには、リゾートバイトでいろんな観光地を転々として旅行の趣味と実益を兼ねているなんて人もいました。北海道、沖縄、京都、別府温泉、草津温泉、下呂温泉、湯田中温泉、有馬温泉、白浜温泉。道後温泉・・と全国あちこちにリゾートバイトで行ったなんてことを楽しそうに話されていました。その人もそうですが、リゾートバイトで知り合った仲間は、自由で面白い人が多かったですね。リゾートバイトを通していろんな友達ができるというのもメリットだといえると思います。

 (リゾートバイトの体験談 20代女性)

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