うつ病を契機に、IT企業から人材コンサルタントへの転職に成功(30代女性)

事務系の仕事への転職体験談
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私はIT業界で、SEとして7年勤務していました。メガバンク系のシステム開発の為、土日出勤、深夜残業が多く、20代という若さをもってしても激務。

心と体が耐え切れず、結果うつと診断され休職に至りました。

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元の職場に戻ることが怖く、なかなか休職から復帰できずにいた時、今の会社から逃げるなら転職もありだ!!と、ある転職エージェントに相談しに行きました。

すると転職エージェントの担当者から「つらくても、今の職場に戻り、もう一度きちんと仕事ができるということを証明しなければいけませんよ」と諭されました。

今思えば当たり前のことなのですが、休職していて仕事から離れている人間が、いきなり違う会社で、違う業務を、1日最低でも8時間行うということは無理難題です。

また、休職したまま今の会社から逃げた人間を雇おうと思う会社など、そうそういません。

結果的にこの転職エージェントの担当者の言葉がきっかけとなり、次の世界へ羽ばたくにしてもまずは復帰だ!!と職場へ復帰する決意ができました。

戻ってからも、肩身が狭かったり、雑用仕事ばかりで、非常に苦しい1年半を過ごしました。ただ、ほぼ元の通り仕事ができる状態まで戻ることができました。

30歳という節目が近づいていたこともあり、その前に改めて転職活動を開始しました。

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その際、ありがたいことに、うつ病から逃げることの無いように、と私を諭してくれた転職エージェントのエージェントさんが、改めて担当してくださることになりました。

うつ病であったこと、休職していたことは、正直転職には不利な情報です。ただ、ここは敢えて隠さずに転職に挑みました。

転職活動をはじめて最初のうちは書類選考で落ちることも多かったのですが、意外にも、困難に立ち向かい、それを乗り越えたことを評価してくださった企業が多かったのが非常に印象的でした。

ただそれには、自分なりに、どういった心境であったのか、何が問題だと感じたのか、それをどう解決したのか、という、原因、考察、試行について、きちんと自分の言葉で語れる必要があります。

逆に言えば、自分でしっかりと恥ずかしくない理由さえ述べることができれば、一見どんな不利とも見える条件でも、ただのマイナスにはならない、ということを知りました。

元々が、金融系SEだったので、システム監査や、ITコンサルタント、大手SIerの上流工程支援等を中心に仕事を探していましたが、最終的に、金融とは関係の無い、人材コンサルタントにおける、システム開発、運用フロー構築のユーザー側の職に落ち着きました。

金融という得意分野を離れた業種は無理だと感じていたのですが、これも、意外にもうつ病と向き合った経験が人材コンサルタント会社の大事にしているものとマッチしていた、ということからご縁があったものになりました。

うつになったことにより、自分に対して色々と自信を失うことが多かったのですが、転職し、新しい活躍の場を頂いたことで、改めて、「自分はもう一度やれる」という自信を取り戻せました。

今度もし転職する機会があれば、今度は、今よりもっと可能性を拡げる挑戦をしたいと考えています。

  (私の転職成功談 30代女性)

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